La Boulangerie Kaseru 　カセルのパン便り

昨日、シュトーレンのフルーツの漬け込みをやりました！

連日暑い日が続いていますし、今日明日は真夏日予報ということで、全くシュトーレンと季節感が一致しませんね（笑）。
それでも暦の上では来月からシュトーレンを始めますので、季節外れ感たっぷりですが（笑）フルーツを漬けこみました。

カセルでは、シュトーレン用に二種類の漬け込みを行います。
柑橘系とそれ以外といった感じでしょうか。
製品になる時にはこれらのフルーツはもちろん一つに合わさるのですが、別々に付け込むことで味の個性が明確になります。

漬け込む期間ですが、カセルでは約一か月です。
今回漬け込んだのは前半用で、後半用はまた日にちをずらして漬け込みます。

長く漬け込めばその分味の深みが増すのは間違いないのですが、さまざまなドライフルーツやナッツ類を使っていて、漬け込めば漬け込むほどそれらが一体化してしまいます。
個々のフルーツやナッツの味わいがぼやけてくるとでも言いましょうか。

味の深みも出したいけれども、フルーツやナッツの味の輪郭はしっかりと残したいという期間が一か月と言うことなのです。
いっぺんに仕込んでしまうと、後半のシュトーレンはまた違う感じになってしまいますので、手間ですが二回に分けています。

この記事を書いている最中にもどんどん気温が上がっています（笑）。
三ヶ月後にクリスマスがやってくるという実感は全くないですが（笑）、今年もおいしいシュトーレンをお届けできるように準備を着々と進めていますよ！

（もうシュトーレン？！本当に一年があっという間ですね。あっという間に人生が終わってしまいそうで焦るシェフです（笑）。）

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