※2019年8月26日をもって国産小麦100%ではなくなりました。
詳しくはこちらをご覧ください。
前回、
“安心だから”という理由で国産小麦を使っています、との記事を書きました。
今回は、ほかの理由についても書きたいと思います。
まず一つは、
“日本人好みの味だから”です。
どういうことかと言いますと、食感がもちもちしているということです。
また、香りもよく、かみしめるごとに甘味が出てきます。
ただ逆に言えば、さくっとした食感やくちどけのいい食感というのとは違ってきます。
好みの問題になりますが、ごはんやおもちになじむ日本人にとって、国産小麦のほうが親しみやすい味と言えるのではないでしょうか。
二つ目は、
“地産地消”の観点からです。
具体的には、
“日本の農業を応援したい”からと
“地球環境を守りたい”からです。
日本の食料自給率は40%を切ってしまいました。
小麦に至っては12~15%ぐらいしかありません。
安心して食べられる国産品が、どんどん減ってきているのです。
カセルの力だけではどうにもならないとは思いますが、日本の農家さんを応援したくて国産小麦を使っています。
サッカーを応援するならジュビロ、軽自動車を買うならスズキ、みたいな地元愛の流れと言えば分かりやすいかもしれません。
また、地産地消は地球環境を守ることにもつながります。
“フードマイレージ”という言葉をご存知でしょうか。
食べ物を運ぶためには、エネルギーが必要になります。
近くに運ぶにはエネルギーが少なくて済みますが、遠くへ運ぶためには多くのエネルギーが必要になります。
地産地消の考えは、エコでもあるのです。
ただ、国産小麦もいいところばかりではありません。
国産小麦のデメリットについてはまた今度書きたいと思います。
(おなかが空きすぎてブログ書きに集中できないシェフです。)