ジャムおじさんの深い言葉

パン作りのかたわらジューンベリージャム作りに励んでおり、すっかり『ジャムおじさん』と化していたシェフです。(笑)
ジャムづくりも終わり、ようやく普段の生活に戻ってきました。

ジャムおじさんといえば(本物のほうね)、こんな思い出があります。
ジャムおじさんの深い言葉
(イラストはフリー素材です。)

子供たちがまだ小さかったころ、一緒にテレビでアンパンマンを見ていた時です。
バタコさんが、「なぜジャムおじさんが作るパンはおいしいの?」とジャムおじさんに問いかけました。
まだパン職人として駆け出しの私にとっては、ジャムおじさんがなんと答えるか興味津々です。

するとジャムおじさんはこう答えました。
「おいしくなぁれ、おいしくなぁれと思いながら作るからじゃよ。」と。(!!)

子供向けアニメなので、「適正な温度で生地を捏ね上げ、十分に発酵させて、生地を傷めないように成形し、絶妙な温度で焼き上げるからじゃよ。」と言うはずはありませんが(笑)、私にとってはある意味衝撃的でした。

ジャムおじさんは“気持ちだよ”と一言でまとめてしまったからです。

おいしいパン作りには、技術が必要であることは間違いありません。
ですがそれらの技術を支えるのは、向上心、好奇心、おもてなしの心、粘り強さなど、最終的には“気持ち”なのだなと思います。

もうかれこれ10年近く前の言葉ですが、いまでも私の心にしっかりと残っています。
「おいしくなぁれ、おいしくなぁれ」と想い続けながら、日々パン作りに勤しんでいる次第です。

(ジャムおじさんとバタコさんは妖精だと知って、こちらも衝撃的なシェフです。(笑))







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