La Boulangerie Kaseru 　カセルのパン便り

『グレープフルーツのデニッシュ』新発売です！



自家製カスタードクリームと自家製チーズクリームを合わせたクリームを絞って、グレープフルーツを贅沢に半個分のせて焼き上げました！
グレープフルーツの甘酸っぱさとほろ苦さが、クリームとベストマッチ！
デニッシュ生地のサクサク感とグレープフルーツのジューシーな食感もとてもよく合いますよ！

この商品の試作にあたって悩んだのが、グレープフルーツをシロップに漬け込むかどうかです。

私個人としては、シロップに漬け込んだほうが食べやすく万人受けするかなと思いましたが、スタッフからは「そのままのほうがいいですよ！」との意見が多数でした。
カセルでは、独裁ではなく民主主義でやっていますので（笑）、シロップに漬け込まないほうを選択。
“すっぱい”も“ほろ苦い”も含めて、“グレープフルーツらしさ”が出た商品になったと思います。

以前の記事でも紹介しましたが、カセルでは製造スタッフ全員で新作ミーティングを行いアイデアを出し合っています。
そして試食では、販売スタッフも加わって意見を交換します。
このスタイルになって商品の幅やオリジナリティが広がったように感じます。

そして、おまけというかもしかするとこちらのほうが大事かもしれませんが、チームとしての一体感が生まれてきたようにも思います。
普段はそれぞれのポジションをもくもくとこなすことに追われがちで、なかなか全員で何か一つのことに向かうということが少ないのも事実です。
“全員で”、“一つのことに向かって”というのが大事なキーワードなのでは？と気づき始めた今日この頃です。

（江頭２：５０さんの卒業式でのスピーチに感動したシェフです。エガちゃんねるで検索！（笑）。）